熱帯魚の病気の治療法を記録しています。
写真のロートカイルの側線付近に米粒状の白い点が出ています。点の大きさは鱗と同程度で白点病とすると立体的で大きめになります。側線付近に発生することが多く思います。
汲み置きのピートでPHが落ちきっておらず水換えでPHが上がりすぎてしまった際に、具合が悪くなった為、有機酸で誤魔化そうとしたら発症しました。恐らく有機酸で何かしらの細菌が増えてそれを餌にエピスチリスが間借りしたものと思われます。
PHが落ちれば捨て置いても治るかと考えていたのですが、エピスチリスには少しばかりの酸性では効果はないようです。
エピスチリス症の治療法方としては35℃以上の昇温、色素剤、抗菌剤、塩水浴と手法は様々あります。
どれもリスクが高いか時間を要する為、試験的に塩水浴にて治療してみました。
0.5%の塩水浴で効果があると言われていますので、30のキューブ水槽約50リットルに対して120グラムの粗びき天日塩を用いて塩水浴を行いました。
メスにやられてヒレぼろですが、3日程で改善し上の写真とは反対の側面ですが、こちらも3つほど点があったものがほぼなくなりました。
一口にエピスチリスといっても種類によって耐塩性も異なるため必ずしもこの方法で治るとも限りませんが、参考として掲載しておきます。
エピスチリス自体が日和見感染に近いため金魚ヘルペスの際も散見されます。その時は塩は効果が見られず昇温やフラン剤で治療はできましたが、結果的にヘルペスで魚が持ちませんでした。
現在流通している金魚や熱帯魚は病原の原生動物を持っているものがかなり多く思われます。
色々と治療法を検討しておりますので、結果が出た場合は備忘録も兼ねて掲載しておきます。